辛いなと感じることは、人間であれば誰でもあります。
仕事や人間関係、心身の不調、プライベートのこと。
毎日頑張っているからこそ、悩むこともたくさんあるでしょう。
女性は結婚や出産などのライフスタイルの変化やホルモンバランスの乱れなどにより、男性よりも心のバランスが崩れやすいと言われています。
あなたが抱えているその悩み、決して放っておかないでください。
ずっと1人で抱えてしまうことで、取り返しのつかないことになってしまうかもしれません。
毎日溜まっていくストレスは想像以上に怖いものです。
ここでは、毎日仕事もプライベートも一生懸命頑張っている女性の悩みとその解決法についてご紹介します。
働く女性の悩みとは?
出典:Pexels
昔と違って、女性も仕事をするのが当たり前になっている現代。
働く女性だからこそ悩むことも多くあります。
仕事をしているからこそのストレスもありますし、忙しい合間を縫って育児や家事など家庭との両立もしなくてはなりません。
働く女性の悩みを具体的にみていきましょう。
仕事上の悩みや不満
働く女性と一言に言っても、それぞれ思い描いているキャリアプランは人それぞれです。
仕事にやりがいを感じられずにモヤモヤしたり、業務が思うように進まずにイライラしてしまうこともあるでしょう。
また、給与などの待遇面や職場環境、会社の制度への不満を感じることもあります。
「この仕事を続けていても大丈夫なのかな?」と不安に感じながら毎日働くことはかなりのストレスになります。
人間関係のストレス
「○○ハラスメント」という言葉が世の中にたくさんあります。
職場のセクハラやパワハラに悩む方も多いでしょう。
自分らしくいられず萎縮してしまい、仕事上のミスが増えてしまうなどの悪循環を生んでしまいます。
また、女性の多い職場では派閥ができていたり、悪口や噂話が絶えないようなところもあります。
そんな環境にうんざりして、どんどんストレスが溜まっていきます。
仕事に集中したいのに、気がつけば一日中人間関係のことで悩んでいた…なんてことも。
同僚や上司後輩との相性が悪く、業務に影響が出てしまうことも少なくありません。
仕事内容と同じくらい職場の人間関係は大切なものです。
人間関係でストレスを抱えるだけで通勤の足取りも重くなってしまいますし、仕事をすることすらも嫌になってしまいます。
身体・心の不調
女性ならではの身体の不調に悩む方も多いです。
生理痛や生理前後の体調不良が仕事に支障をきたしているという方もいるでしょう。
また、女性は男性の2倍うつ病になりやすいと言われています。女性は男性よりも幸せホルモン(セロトニン)の分泌量が少なく、さらに月経時にはホルモンバランスが崩れてしまうことが原因です。
不調を抱えたまま我慢してしまうと、爆発してしまいます。
思うように身体が動かないことがストレスとなり、そんな自分にイライラ。
そうやってどんどんストレスが蓄積していってしまいます。
家庭と仕事の両立
現代では男性も育休を取得できる制度を導入している企業も増えていますが、どうしても育児は女性の方が負担が大きいというのが現状です。
仕事が忙しいタイミングで、子どもの体調不良で急遽仕事を休むことになってしまった…そんな経験をしたことがある方もいるでしょう。
周りの人に迷惑をかけてしまうことへの罪悪感や、自分の思うように仕事が進められない悔しさはストレスに繋がります。
また、仕事と家庭をどちらを優先するのか葛藤することは、自分の心にも大きな負担をかけることになります。
仕事も頑張りたいけれど、家のこともやらなくてはいけない。
家に帰ってもやるべきことに追われて休めないという人は少なくありません。
手遅れになる前に。解決法は?
出典:Pexels
悩みを抱えていても、「世の中にはもっと辛い人もいるんだから…」「私なんてまだマシな方だし…」「私が休んだらもっと大変になってしまう」と、鞭を打ってやり過ごしてしまう方も多いです。
でも、自分が思っている以上に心身は限界を迎えていることもあります。
頑張ることはもちろん素敵なことですが、それが原因で体調を崩してしまっては本末転倒です。
手遅れになってしまう前に解決方法を考えてみましょう。
環境を変えてみる
仕事内容ややりがい、職場の人間関係に悩んでいる方は思い切って転職を考えてみるのも1つの方法です。
転職活動をすることで、もっと世界は広いんだと感じることもできますし、今の職場をいつでも辞めることができると思うと心に余裕を持つこともできます。
また、転職をしなくても別部署への異動などで環境を変えてみても良いでしょう。
環境を大きく変えるだけで今まで悩んでいたことから解放されて心機一転することができます。
自分の理想のキャリアプランを叶えるためにも、勇気を出して一歩踏み出してみましょう。
1人で抱えない。周りに相談してみる
上司や先輩、同僚、家族、友人や恋人など、信頼できる自分のことを話せる人に今の自分の悩みを打ち明けてみましょう。
話を聞いてもらえるだけでも心が軽くなりますし、自分のことを第三者から見てもらうことで自分では気づかなかった部分についてアドバイスをもらえることもあります。
自分の状況を理解してくれている人がいると、いざというときに助けてくれることもあります。
決して自分1人で抱え込まずに、周りを巻き込んでみるのも1つの方法です。
あなたの味方はたくさんいます。
リフレッシュできる時間を作る
少しでもいいので時間を作って、自分の好きなことをする時間を過ごしましょう。
趣味に没頭してみたり、映画をゆっくり観たり、美味しいものを食べたり…過ごし方は何でも大丈夫です。
ポイントは、自分の時間をちゃんと確保することです。
常に頑張っている人は、オンとオフをしっかり切り替えられていない人が多いです。
そのため自分のための時間を作ることを後回しにしてしまい、ストレスを発散する時間を作れていません。
人間はロボットではないので、常に全力疾走をすることは不可能です。
無理にでもオフの時間を作って、しっかり休息を取ってリフレッシュすることで、オンの時間もまた頑張ることができます。
病院に行ってみる
動悸や吐き気、頭痛、腹痛などの身体的な症状や、最近いつもイライラしている、眠れない、不安感が強い、疲れが取れないなど心身の不調が慢性的に出ている場合は限界を迎えているサインです。我慢せずに一度心療内科や精神科に行ってみましょう。
そういった場所に抵抗がある方もいると思いますが、カウンセリングを受けるだけでも気持ちが楽になります。
専門家に相談することで適切な治療を受けることができるので、自己判断で「私は大丈夫」だと思わずに、早めに一度病院に行くことをお勧めします。
まとめ
出典:Pexels
男性だけでなく女性も仕事をするのが当たり前になった現代では、働く女性にかかるストレスも大きくなっています。
仕事上の悩みや人間関係、家庭との両立など、日々悩みは絶えません。
真面目な人ほど、全てを完璧にしようとしてしまいがちです。
でも、自分の中に溜まっているストレスを放っておくと、仕事だけでなくプライベートにも支障が出てしまうようなことにもなりかねません。
毎日健康で充実した生活を続けるためにも、辛いと感じたことはそのままにせず、一度向き合ってみることが大切です。
コメント