事務職など内勤のお仕事でよくあるオフィスカジュアルという服装規定を聞いたことがある人も多いのではないでしょうか。
何となく言葉だけで想像出来るものの、正解はいまいちよく分かりませんよね。
中にはオフィスカジュアルと思って着ていった服装が失敗だったという経験がある人もいるのではないでしょうか。
服装規定は学校や会社で全てをしっかりと教えてくれるわけではないので自分でちゃんと調べて知っておくことが重要です。
今回は、オフィスカジュアルについて徹底的に解説しますのでぜひ参考にしてみてください。
そもそもオフィスカジュアルって何?

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オフィスカジュアルってどういう定義のものなの?という疑問を持っている人も多いはず。
まずは、オフィスカジュアルとはどんなものなのかご紹介します。
オフィスワークに適したカジュアルな服装のこと
オフィスカジュアルはその名の通りオフィスで働きやすいカジュアルな服装のことです。
スーツなどのフォーマルな服装が当たり前だった頃とは違い、きちんとしつつもカジュアルな服装で働くことができるので自分らしさを出せるのが魅力です。
ただし、来客時などで社外の人にあっても恥ずかしくないような格好が求められますので普段着のような服装はよくありません。
カジュアルではありますが、普段着よりはきっちりとしていることが重要です。
会社や部署の雰囲気によっても異なる
基本的なオフィスカジュアルはスーツよりもカジュアルだけど普段着よりはきちんとしている服装ですが、細かい決まりなどはありません。
そのため、働く会社や部署の雰囲気などによって服装に差が出ます。
オフィスカジュアルと言いつつも完全な普段着でOKな会社もありますし、ジャケットの着用が必須の会社もあります。
定義はないが、抑えたいポイントはある
定義が曖昧なオフィスカジュアルですが、絶対に失敗しないために抑えたいポイントはいくつかあります。
- 品がある
- きちんとしている
- 清潔感がある
特にこの3つを服装選びのポイントにしておけばまず失敗することはありません。
反対にこの3つのポイントを無視した服装はオフィスカジュアルとは呼べず、周りからの印象も悪くなってしまいます。
オフィスカジュアルの疑問Q&A

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よくあるオフィスカジュアルについての疑問をQ&A形式でご紹介します。
膝上丈のスカートは大丈夫?
春や夏など暖かい季節は短いスカートを履きたいという女性も多いのではないでしょうか。
季節感を出した服装はおしゃれでかわいいですよね。
しかし、オフィスカジュアルの場合、膝上丈のスカートは避けたほうが無難です。
タイツなどで素足が見えないようにしていれば問題ない会社もありますが、丈の短いスカートはどうしても露出が増えてしまうので品が良く見えません。
また、下着が見えてしまわないか心配になって自分も周りも落ち着きません。
スーツじゃダメなの?
毎日洋服を選ぶのが大変だからスーツで出勤したいという人もいるはず。
オフィスカジュアルの会社でスーツを着用する分には何の問題もありません。
ですが、周りから「そんなにきちんとした服装でなくていいよ」と言われてしまうことはあります。
そのため中の服をカジュアルなブラウスに変えてみたり、スーツの柄や素材で遊んでみるとおしゃれ感も出ておすすめです。
サンダルをはいてもいいの?
夏場にミュールやサンダルを履きたい女性は多いですよね。
ですが、基本的にサンダルなどつま先の出る靴は良い顔をされないのでおすすめできません。
つま先の出る靴はオフィス向きではなく、一歩間違えれば夜のお店の女の子のようにもなってしまいます。
しかし、会社によっては靴に規定がなく、自由に着用可能な場合もあるので職場に事前に確認すると良いです。
パーカーもオフィスカジュアルになる?
カジュアルファッションの定番アイテムであるパーカーは着てもいいの?と悩む人もいますよね。
一般的なオフィスカジュアルではNGとされることが多いですが、会社によっては大丈夫ということもあります。
その判断基準としては来客対応をすることがあるかどうかです。
外部からのお客様の前にラフなパーカー姿で現れると失礼なので来客が多い会社ではおすすめできません。
ですが、来客が少なく社外の人と接する機会の少ない部署や会社であればOKということが多いです。
ジーンズはオフィスカジュアルになる?
ジーンズはタイプによってはオフィスカジュアルとして着用が可能です。
通常のブルーデニムやダメージ加工されたものはカジュアルすぎるのでオフィス向きではありませんが、白や黒などの単色のスキニーやテーパードタイプなどはシャツやブラウスとの相性が良く、カジュアルすぎないのでオフィスで浮きません。
スーツのズボンよりも伸縮性が良く、動きやすいので働きやすさもあります。
スニーカーははいても良い?
一昔前まではオフィスカジュアルでもスニーカーは絶対NGという会社ばかりでしたが、最近では単色カラーのスニーカーを使ったオフィスカジュアルコーデを楽しんでいる人はたくさんいます。
特に白や黒はカジュアルでありつつも綺麗に見えるのでカジュアルよりのファッションがOKの会社であればぜひ取り入れてほしいアイテムです。
しかし、どの会社もOKというわけではないので先輩に聞いてみたり、上司に確認すると良いです。
暑い日はノースリーブが着たいんだけど大丈夫?
暑い季節にノースリーブなど涼しい服装がしたくなりますが、腕が出る服装は大丈夫なのか疑問に思った人もいるはず。
オフィスカジュアルでは基本的に露出は好まれません。
そのためノースリーブも単体で着るのはあまり印象がよくないため上にカーディガンを羽織るなどして露出する部分の調節が必須です。
また、ノースリーブがOKであっても社内はエアコンでかなり冷えるため羽織物は必ず持っておいたほうが良いです。
失敗しない!オフィスカジュアルの選び方

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実際にオフィスカジュアルの洋服選びで失敗しないポイントや組み合わせをいくつかご紹介しますのでぜひ活用してみてください。
ブラウス+スカートで外さないコーデ
オフィスカジュアルといえばシンプルブラウスに上品なスカートをあわせたコーディネートです。
奇抜な色を選ばない限り絶対に外すことがないので働き始めの頃はこの組合わせで数パターン持っておくと安心です。
慣れてきて服装のOKラインが見えてきたらスカートをカジュアル素材にしてみたり、明るい色や柄を取り入れるなどするだけでも印象が変わるのでおすすめです。
コーデ要らずのワンピースは失敗0
毎日の洋服選びが面倒!という人はワンピースをたくさん持っておくと安心です。
1枚でコーディネートが完成するので朝の時間短縮にもなりますし、体型カバーもできます。
シンプルなワンピースも良いですが、重ね着風のものやセットアップ風のものを選ぶとおしゃれ感もますのでおすすめです。
ですが、ミニワンピースや胸元の大きく開いたワンピースは下品に見えるので着用しないようにしてください。
ベーシックカラーで揃える
オフィスカジュアルで一番失敗するのが色選びです。
同じアイテムでも色の選び方次第でオフィスカジュアルにふさわしくない服装になってしまうこともあります。
そのため、ベージュや白、黒、紺、グレーなど落ち着いているけれど品がある色味を中心に洋服を選ぶと失敗が少なくなります。
基本的なアイテムを落ち着いたベーシックカラーで揃えて、小物や羽織物などに少し色味をつけてあげるとおしゃれに着こなせます。
柄は細かい柄のものを選ぶようにする
シンプルな服装ばかりではなく、ちょっと柄の入ったものを着用したくなることもありますよね。
しかし、大判な柄のブラウスやスカートなどを選ぶと一気に品がないように見えてしまうのであまりおすすめできません。
オフィスカジュアルの場合は柄が小さめのものや細かい柄を選ぶようにすると品が損なわれることもなくおしゃれを楽しめます。
まとめ

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決まった定義がなく曖昧なオフィスカジュアルは社会人として長く働いている人でも難しい服装です。
しかし、ちょっとしたポイントや注意点をしっかりと理解して抑えておけば失敗することが少なく、毎日の服装選びが楽になります。
また、オフィスカジュアルは全ての会社で統一されているものではないため会社によってもNGラインが異なります。
そのため働き初めの数日は無難なブラウスにスカートなどで過ごしつつ、周りの人の服装を参考にしながら自分らしくコーディネートを作っていけばOKです。
決まった定義がない分選ぶのが難しいですが、決まっていないからこそ自分らしい服装ができます。
今回ご紹介したものを参考にしながらぜひ自分らしい服装で楽しく働いてください。
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