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企業内保育園ってどんなところ?実際に働く保育士がやりがい・給料事情までご紹介します!

これから就職活動をしようとしている学生さんや、現在保育士として働いているけれど転職を考えている方は、就職先や転職先を、認可保育園や認可外保育園、企業内保育園など、就職先をどこにしようか迷われているかもしれません。

こちらでは、24時間体制の病院内の保育園で実際に働いている保育士が、仕事の内容ややりがい、お給料事情までお話ししたいと思います。

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企業内保育園ってどんなところ?

まずは、企業内保育園とはどんなところなのかご説明をしたいと思います。

一般的に多く存在している、認可保育園や認可外保育園とは違う点もありますので、そちらもお話します。

企業の就業時間に合わせて働く

まず基本なのが、企業内保育園は、その企業で働く社員の方のお子さんを預かる保育園です。

そのため、子どものお父さんやお母さんの勤務時間の前後が出勤・退勤時間となりますが、早出勤務や遅出勤務があり、みんなでシフトを組んで働いています。

私が働く病院内の保育園では、勤務時間30分前からお預かり可能としており、お迎えは退勤後1時間以内としています。大体朝8時ころに預けられ、17時過ぎにお迎えに来られる方が多いです。

残業で時間外になるときにも、認可保育園と比べると少しやさしく、お仕事が終わるまでお預かりをしています。(時間外加算はあります)

また、365日24時間体制の病院なので夜勤や日曜日出勤もあります。夜勤で働くお母さんは出勤前にお子さんを保育園に預け、夜勤が終わった朝にお迎えに来ます。夜勤の時には保育士2名体制でお子さんの保育をしています。

対象年齢は、お子さんを預けて働く意欲があれば生後何ヶ月かは問いません。過去には、生後2ヶ月のお子さんをお預かりしたこともあるようです。現在では1歳を迎えたお子さんをお預かりすることがほとんどです。

少人数&たてわり保育

0歳から満3歳児さんが在籍していますが、定員は30名ほどです。

また、3歳を迎えられたお子さんは4月から保育園や幼稚園に通うために退園をするので、4月は人数がぐんと減り10名弱からスタートし、どんどんと増えていくイメージで、月齢などは関係なく、子どもたち全員を1つの部屋で縦割り保育をしています。

最近では、月齢の低い段階のほうが認可保育園に入りやすいため、最初から認可保育園に入れることが多いようです。そのため、定員人数まで達することはほとんど無く、ゆったりした雰囲気で保育をしています。

カリキュラムに沿った保育

少人数ではあるものの、毎月の目標や、歌や手遊びはしっかりと決められているし、1日の流れもカ

リキュラムに沿って行われています。お散歩に行ったり、制作をしたりと、行っていることは認可保育園と変わりません。保護者とかわす連絡ノートやこども達の発育記録も毎日しっかり記入しています。

また、働いている保育士は、保育士の国家資格を持っており、その多くは認可保育園や幼稚園で働いた経験があるベテランの人ばかりです。

私は未経験から仕事を始めたのですが、周りに経験者がたくさんいるのでアドバイスを頂けてとても助かっています。

認可保育園で働くメリットは?デメリットは?

少人数でゆったり働ける認可保育園ですが、働いてみてわかるメリットとデメリットがあります。

ここでは、企業内保育園で働いて良かった点と悪かった点をお話ししたいと思います。

少人数制でゆっくり過ごせる

一番のメリットは、少人数制のところではないでしょうか。

子どもたちが少ないので保育士はいつも落ち着いて保育できるし、時間が無くてばたばたと過ごすことはありません。

お昼休みもしっかり取れるし、書類書きや制作の準備も休憩時間にできるので、仕事を家に持ち帰ることはありません。

また、早出の場合は16時過ぎには仕事を終えることができるのでプライベートも充実できます。

企業内保育園は特に、縦割り保育や、小規模保育に興味がある方にはピッタリの職場だと思います。

大きなお子さんが赤ちゃんのお世話をする、縦割り保育ならではの光景がよく見られたり、少人数なので1人のお子さんと時間を掛けてじっくりと向き合うこともできます。

保護者が同じ建物内にいる安心感

お子さんはよく体調を崩します。

お熱が出たり、アレルギー反応が出たりとその症状はさまざまです。企業内保育園だと、すぐ近くに保護者の方がいるので、何かあった時はお電話をして、すぐにお迎えに来ていただけたり、様子を見に来ていただけます。

保護者の方も、子どもたちの様子をすぐに見に行けるので安心して働けるというお声をいただいています。時には仕事中に、散歩に出かける我が子に遭遇することも。

子どもが「ママ頑張ってね!」と声を掛けるとお母さんはとても喜んでくれますよ。

年間365日のシフト制

大きな病院だと、年間365日24時間体制のところが多いと思いますが、その場合は保育園も空いている場合が多いです。土日はもちろん、お盆やお正月も保育の依頼がある限りお休みがありません。

月に数回夜勤の希望も受けているので、希望があれば夜勤もあります。

ですがその分、世間が仕事のときに休めたりはするので、人が少ない観光地を満喫することができます。

転職する時に少し大変

企業内保育園は、通常の認可保育園と比べて行事が少なかったり、クラスの担任などが無いのでもし認可保育園に転職をしようとしても、経験の浅さから、なかなか就職が決まらない可能性があります。

また、認可保育園に転職できても、自分自身がその違いに戸惑い、辛いと感じることもあるかもしれません。

そのため、新卒で、最初の就職先を企業内保育園にすることは、個人的にはおすすめできません。

最初は認可保育園でしっかり経験して勉強をすることをおすすめします。

企業内保育園のお給料事情は?ボーナスはある?

新しい仕事をはじめるとき、お給料も気になりますよね。

ここでは企業内保育園のお給料やボーナスについてお話したいと思います。

お給料について

お給料は、企業の給与形態に基づきしっかり支払われます。

私はパート勤務なので、時給1000円です。転職する前にいろいろな転職サイトで

検索をしていたところ、この時給1000円は比較的高いほうでした。

また、働き始めて1年経過するにつれて10円UPしています。たったの10円ですが昇給制度はうれしいです。

さらに、夜勤や元旦に勤務をすると追加のお給料を貰えるので、稼ぎたい月は夜勤も希望して働いています。

ボーナスについて

パート勤務でも、ボーナスの日に少しだけ頂けました。

企業内保育園勤務だと、その企業の売り上げに応じて、ボーナスをもらえる保育園も多いようです。

このことは募集されていた時には募集要項に記載がなかったので、ボーナスを頂けた時は個人的にすごく嬉しかったです。

私は主人に秘密で、ボーナスをもらえたときには贅沢ランチに行って楽しんでいます。

企業内保育園ならではの特典

1年に2回、企業が計画をしているビアガーデンと忘年会は高級ホテルで行います。

こちらは企業が代金を支払ってくれるので、参加する私達は無料です。

病院勤務だとこういった特典があるとよく聞きます。

まとめ

企業内保育園は、認可保育園と比べると規模が小さく働き方も違います。

認可保育園から企業内保育園に転職をすると、最初はその違いに戸惑うかもしれません。

でも同じなのは、子ども達はとってもかわいいし、保育士は子ども達をお預かりすることに責任を持ち、毎日保育をしているということです。規模が小さいからといって油断をすることは決してないし、しっかりと研修も受けています。

そして、企業で働くママさんやパパさんのお子さんをお預かりすることで、その方々は仕事にしっかりと専念できているんだと思うと、自分の仕事は社会貢献にもつながっているということも含めて、とてもやりがいを感じます。

保育士の資格をお持ちの方は、企業内保育園を、転職先候補の1つとしてぜひ頭の隅に入れていてほしいと思います。

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